脂肪肝の原因と食事療法

脂肪肝の早期発見

 

脂肪肝は症状が悪化しないうちに早めに治療したいところですが、何しろ自覚症状が殆どないので発見が遅れることが多いようです。まずは早期発見がポイントということで、 1年に1回は、生活習慣病予防健診で肝臓の検査を受けるようにして、脂肪肝になっていないかどうかチェックすることをお勧めします。

 

検査では血液検査の他にも超音波検査やCT検査など画像診断をすると脂肪肝がはっきりわかるということです。はじめは問診があり、現在の健康状態や生活ぶり、喫煙歴、服薬歴、過去の病歴、既往症などを医師が受診者から聞いて検査の参考にします。

 

肥満度は身長と体重を測ってBMIを算出して肥満かどうかなどを判定します。肝機能の検査では、臓器や組織が損傷すると血液中に増加するGOT、肝臓障害に敏感に反応するGPT、特にアルコールに敏感に反応し、肝炎などを起こしても血液中に増えるγ-GTP、肝臓障害を起こすと値が低くなるアルブミン、肝臓や胆道に障害があると、ビリルビン色素が血液中に増えるため黄疸になり体が黄色になる総ビリルビン、高く異常値を示す場合は、肝臓障害や心臓病、悪性腫瘍、血液の病気などが疑われるLDHなど、など、専門的に肝臓の状態を示すものもたくさんあり、検査は何よりも症状を早く発見してくれます。